先日開催された LINE DEV DAY 2020 のセッションで
約 60 万アカウントのチャットボットが作成されLINE 上で動いていていると発表されていました。
多くの開発者に使われている LINE API の情報は
LINE Developers や LINE Developers Community にありますが
日々のアップデートに伴う新機能の解説・ユースケースなどの情報はまだまだ少ないと感じています。
そういった情報を月 1 回まとめて紹介してきます。
2020 年 11 月のアップデート
11 月は 4 件のアップデートがありました。
Social API が LINE ログインの一部になりました
- Social API が LINE ログインに統合されました
- LIFF が Messaging API から切り離され LINE ログインに統合された(Messaging API のチャネルには LIFF アプリを追加できなくなります)のと同様に、増えてきた LINE API 群を整理していく流れです
2021 年 3 月 1 日に LIFF アプリおよび LINE ミニアプリのパーマネントリンクのリダイレクト設定から「置換(後方互換性モード)」が廃止されます
- 「LIFF URL の追加情報の処理方法」の「置換(後方互換性モード)」が非推奨になった後に廃止されて「連携」のみになります
- LIFF SDK v2.3.0 から「連結」をサポートしているため、それ以前のバージョンを使っている場合はアップデートが必要になります
- スケジュール
- 2021 年 1 月 11 日に 「置換(後方互換性モード)」の利用は非推奨に、2021 年 3 月 1 日に「置換(後方互換性モード)」が廃止、連携に切り替えが行われます
- 「連結」一択になると設定不要なので LIFF の設定項目から消える?
2020 年末にビーコンイベントの leave イベントを廃止します
- ビーコンイベントの
leave
の廃止が予定されており、代わりにstay
の利用が推奨されていますstay
の利用は LINE のパートナー企業への問い合わせが必要です
- スケジュール
- 2020 年末に廃止、2021 年 1 月上旬に Webhook の送信が停止されます
- 2020 年末 = 2020 年 12 月 31 日?
- 2020 年末に廃止、2021 年 1 月上旬に Webhook の送信が停止されます
2020 年 12 月より Messaging API のレート制限が変更されます
- 「応答メッセージを送る」「プッシュメッセージを送る」など一部 API のレート制限が変更されます
- 「分間」と「秒間」の 2 種類のレート制限が存在していたが「秒間」のみなります
- 1700 リクエスト/秒 から 2000 リクエスト/秒 に変更されます
まとめ
Messaging API レート制限の変更は制限緩和のアップデートなので LINE 公式アカウントをチャットボットとしてヘビーに使っている開発者にとっては良いアップデートですね。
以上、2020 年 11 月の LINE API アップデートでした!